課題3:事実を裏取りする(出典・複数情報源の確認)¶
分類: 検証 | 所要時間: 約15分
🎯 スキル概要¶
AIの答えには、事実でない内容(ハルシネーション)や 古い情報 が混じることがあります。もっともらしく書かれていても、定説が更新されていたり、数字が古かったりします。
実用的なコツは、いつもの依頼の最後に「事実確認が必要な項目を抽出して、エビデンスのリンクをつけて」と追記する ことです。こうすると、AI自身が要確認点と出典候補を示してくれます。ただし、AIが挙げるリンクも実在しない・無関係なことがある ので、リンクはあくまで手がかり。最後は 自分で開いて、公式・一次情報で確かめます。
🧪 例題¶
ふつうに頼んでそのまま使う場合と、依頼に事実確認を追記する場合を比べます。
❌ 悪例:AIの答えをそのまま使う
👤 プロンプト
鎌倉幕府について、成立年を含めて2行で説明して
🤖 想定レスポンス
鎌倉幕府は1192年に源頼朝が征夷大将軍に任じられて成立しました……(もっともらしいが、近年の教科書は 1185年説 が主流。AIは古い定説のまま断定することがある)
✅ 良例1:依頼の最後に「事実確認+出典リンク」を追記する
👤 プロンプト
鎌倉幕府について、成立年を含めて2行で説明して。あわせて、事実確認が必要な項目を抽出して、エビデンスのリンクをつけて
🤖 想定レスポンス
【説明】鎌倉幕府は源頼朝が開いた武家政権で……。【要確認】成立年:1192年とされてきたが 1185年説 が有力(出典リンク:文化庁/教科書解説…)。(要確認点と出典候補が一緒に出る)
✅ 良例2:確認できない点は「未確認」と扱わせる
👤 プロンプト
給付型奨学金の条件と金額を教えて。事実確認が必要な項目を抽出してエビデンスのリンクをつけ、確認できない点は「未確認」として
🤖 想定レスポンス
【説明】…。【要確認】金額・条件は年度や世帯収入で変わる(JASSO公式リンク)。最新の金額は 未確認。(古い数字を断定しない)
📚 参考:ハルシネーションとは?(クリックで開く)
ハルシネーション とは、AIが 事実でない内容を、もっともらしく作り出してしまう 現象です。AIは「正しいこと」ではなく「それらしい続き」を生成する仕組みのため、実在しない出典・誤った数値・古い定説を、自信ありげに書くことがあります。
- リンクも作り話のことがある:「エビデンスのリンクをつけて」と頼んでも、AIが 実在しないURL や無関係なページを出すことがあります。必ず開いて中身を確認します。
- 古い情報:学習した時点より後の変更(制度・金額・定説の更新)は反映されないことがあります。
- もっともらしさ ≠ 正しさ:断定的で読みやすい文ほど、確認せず信じてしまいがちです。
出典・参考:
🏋 課題¶
❶ 依頼に「事実確認+出典リンク」を追記して送ってみよう
👤 このプロンプトを Gemini に送信します
鎌倉幕府について、成立年を含めて2行で説明して。あわせて、事実確認が必要な項目を抽出して、エビデンスのリンクをつけて
🚀 Gemini に送る
type: send-to-gemini
出てきたリンクを 実際に開いて、内容が合っているか確かめましょう(リンク自体もAIが誤ることがあります)。
❷ 自分の依頼でも、事実確認を追記して試そう
自分が調べたいこと・作りたいことの 最後に、事実確認の一文を足す だけです。
頼み方のヒント
- 依頼の最後に「事実確認が必要な項目を抽出して、エビデンスのリンクをつけて」を足す
- 「確認できない点は、断定せず未確認と書いて」
- リンクは必ず自分で開いて確かめる(AIはリンクも間違える)
👤 あなたの依頼(事実確認の追記つき)
key: ops04-source-check prefill: 「〔調べたい・作りたいこと〕」。あわせて、事実確認が必要な項目を抽出して、エビデンスのリンクをつけて。
🚀 Gemini に送る
type: send-to-gemini
❸ 確認結果を、使える形に直そう
次の観点で確認しましょう:
- AIが出したリンクを 実際に開いて、公式・一次情報で確認できた点はどれですか?
- 確認できない点を、断定したまま にしていませんか?
- 資料やレポートに使うなら、出典名や確認日 を残しましたか?
🎯 AI ヘルパーとふりかえる
ここまでの取り組みを、生成AIに振り返ってもらいましょう。