コンテンツにスキップ

課題3:足りない情報を質問させる

段階: 基礎所要時間: 約10分

🎯 スキル概要

依頼があいまいなままだと、AIは勝手に前提を補って答えてしまうことがあります。最初に「回答する前に、足りない情報を質問して」と伝えると、目的・対象・条件を確認してから進められます。いきなり完成版を求めるより、必要な情報をそろえてから答えさせる のがコツです。

足りない情報を質問させる流れの図。あいまいな依頼「案内文を作って。回答する前に質問して」に対し、AIが先に逆質問(読み手・日時・内容・申込方法)をし、あなたが条件を答えると、条件を満たした回答が一度で仕上がる

🧪 例題

先に質問させると何が変わるでしょうか。「オープンキャンパスの案内文」を例に、1本の会話として順に見ていきます。

❌ 悪例:あいまいなまま作らせる

👤 プロンプト

オープンキャンパスの案内文を作って

🤖 想定レスポンス

オープンキャンパスを開催します。学部紹介や施設見学をご用意しています。ぜひご参加ください……(対象読者も日時も分からないので、AIが勝手に前提を補い、当たりさわりのない文面になる)

✅ 良例:回答する前に、足りない情報を質問させる

👤 プロンプト (1)

オープンキャンパスの案内文を作りたい。回答する前に、良い案内文に必要な情報を5つ質問して

🤖 想定レスポンス (1)

①読み手は高校生・保護者・教員のどれですか? ②日時と場所は? ③必ず入れたい内容は? ④申し込み方法は? ⑤文章の長さは?(先に条件を確認する)

AIから依頼の情報を返答します。

👤 プロンプト (2)

①高校生と保護者 ②8月3日(日) 10時・本学体育館 ③模擬授業と学食体験 ④Webフォームで事前申込 ⑤200字

🤖 想定レスポンス (2)

【8月3日(日) 10時・本学体育館】高校生と保護者のみなさまへ。模擬授業と学食体験をご用意しました。参加は Webフォームから事前にお申し込みください……(条件を満たした案内文が一度で仕上がる)

🏋 課題

❶ 自分の依頼の末尾に、ひと言そえて送ってみよう

作りたいもの・相談したいことを書き、末尾にひと言そえる だけで、AIは足りない情報を先に聞いてくれます。

頼み方のヒント

  • 情報を先に出させる:「〔依頼〕。もし、良い回答に必要な情報があれば提供するので事前に教えて。」
  • プロンプト自体を直させる:「この依頼のプロンプトを、より良いプロンプトに修正して示して。なお、不足情報は提供するので事前に問い合わせて。」
  • 質問の数を決める:「回答する前に、不足している情報を最大5つ質問して。」
  • 着手を止める:「すぐに作らず、目的・対象・条件を確認して。」
  • 仮定を明かさせる:「答えるために前提を仮定する必要があるなら、その仮定を先に挙げて確認して。」

👤 あなたのプロンプト

key: entry10-clarify placeholder: 例)〔作りたいもの・相談したいこと〕。もし、良い回答に必要な情報があれば提供するので事前に教えて。

🚀 Gemini に送る

type: send-to-gemini

❷ 質問に答えて、完成版を出させよう

AIが出した質問に、同じチャットで答えましょう。条件がそろった状態で、あらためて成果物を作ってもらいます。

👤 質問への回答

key: entry10-answers placeholder: 例)①〔1つ目の答え〕 ②〔2つ目の答え〕 ③〔3つ目の答え〕……

🚀 Gemini に送る

type: send-to-gemini

❸ 質問の質と、仕上がりを確認しよう

次の観点で確認しましょう:

  • 目的・対象・条件など、答えの質に関わる質問が出ましたか? 細かすぎる質問や、答えにくい質問はありませんでしたか?
  • 質問に答えたあとの成果物は、いきなり頼んだ場合と比べてどう変わりましたか?

🎯 AI ヘルパーとふりかえる

ここまでの取り組みを、生成AIに振り返ってもらいましょう。