課題5:例を示してまねさせる¶
段階: 発展 | 所要時間: 約10分
🎯 スキル概要¶
望む形を 言葉で細かく説明する より、望む出力の例を1つ見せる ほうがAIに早く正確に伝わります。短い見本を貼ってもよいですし、手元の文書(去年の案内・議事録など)をそのまま見本にする こともできます。「この例と同じ形式で」と頼めば、長さ・見出し・口調・表の列などがそろい、出力のばらつきが減ります。
🧪 例題¶
言葉で説明する場合と、例を見せる場合を比べます。
❌ 悪例:形式を言葉だけで説明する
👤 プロンプト
地域イベントの案内文を書いて。見出しをつけて、日時や場所や申込先も入れて、かたすぎない感じで
🤖 想定レスポンス
地域イベントのご案内。日時:… 場所:…(見出しの付け方も語調も解釈まかせで、思っていた形とずれやすい)
✅ 良例1:手元の文書を見本にして、同じ形式で作らせる
👤 プロンプト
📎 見本にする文書を追加(アップロード)
この案内文と同じ構成・見出し・文体で、「新入生歓迎ピクニック」の案内文を作って。日時や場所などの具体的な情報は、案内文にふさわしいものを仮に補ってよい
🤖 想定レスポンス
(追加した文書の「■開催日時/■集合場所/■活動内容…」という見出しと文体をそのまま踏襲し、ピクニック向けの内容で新しい案内文が仕上がる。言葉で「こんな形式で」と説明しなくても、見本どおりにそろう)
✅ 良例2:見本を示して形式を指示する
👤 プロンプト
次の本紹介の例と同じ形式で、「坊っちゃん」の紹介文を作って。
例)「銀河鉄道の夜」:不思議な旅を通して、友情や生き方について考えさせられる物語。静かな文章で、読み終えた後に余韻が残る。
🤖 想定レスポンス
「坊っちゃん」:正義感の強い青年教師が、赴任先で出会う人々との衝突を通して……(長さ・構成・口調がそろう)
📚 参考:例はいくつ示す? 効かない場面は?(クリックで開く)
例を示す手法は Few-shot(少数例)プロンプティング と呼ばれます。
- 例は2〜5個が目安。 1個でも効きますが、2個以上そろえると、形式や粒度のばらつきがさらに減ります。10個を超えると、かえってコストが増え、例の内容に引きずられやすくなります。
- 効きにくい場面もあります。 「〇〇の意味は?」のような単純な事実質問では、例はむしろ回答をゆがめることがあります。形式・文体・粒度をそろえたいとき に使うのが基本です。
出典・参考:
🏋 課題¶
❶ 見本の文書を追加して、同じ形式で新しい文書を作らせよう
まず下のボタンから見本の案内文をダウンロードし、Gemini・ChatGPT・Copilot などの入力欄の「+(追加)」から 追加 してください。
📄 見本:地域清掃ボランティア案内(PDF)をダウンロード(別ウィンドウで開きます。閲覧・保存したらウィンドウを閉じてこのページに戻ってください)
👤 追加したら、このプロンプトを送信します
追加した案内文と同じ構成・見出し・文体で、「新入生歓迎ピクニック」の案内文を作って。日時や場所などの具体的な情報は、案内文にふさわしいものを仮に補ってよい
🚀 Gemini に送る
type: send-to-gemini
❷ 同じ見本を使って、自分の好きな文書を作らせよう
❶で追加した見本はそのまま使えます。作りたい文書の内容を変えて 頼んでみましょう(サークルの募集、勉強会の案内、お店のお知らせ など、なんでも構いません)。
頼み方のヒント
- 「追加した案内文と同じ形式で、〔作りたいもの〕の案内を作って」
- 「見出しと文体はそのままで、内容だけ〔テーマ〕に変えて」
- 「例の内容はまねず、形式だけまねて」
👤 あなたのプロンプト
key: entry11-example placeholder: 例)追加した案内文と同じ構成・見出し・文体で、〔作りたい案内〕を作って。具体的な情報は仮に補ってよい
🚀 Gemini に送る
type: send-to-gemini
❸ 例のまね方を確認しよう
次の観点で確認しましょう:
- 見出し・文体・項目の並びなど、見本とそろえたい部分はそろいましたか?
- 見本の内容(清掃ボランティアの日時など)まで引きずられて、不自然になった部分はありませんか?
🎯 AI ヘルパーとふりかえる
ここまでの取り組みを、生成AIに振り返ってもらいましょう。