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AIでリサーチして報告書案をまとめる(教員向け)

教員がよく作る 報告書 を、AIにWebをリサーチさせて 根拠つきの報告書案 に仕上げる課題です。テーマは3つから 興味のあるものを1つ 選びます。通常のWeb検索モードでも可ですが、より深く調べたいときは ディープリサーチ(エージェント) が使えます。依頼文の書き方(範囲・観点・出力形式・条件)が結果を大きく左右する ので、これまでの演習スキルを統合して取り組むまとめの課題です。

🔎 「ディープリサーチ(エージェント)」とは?(クリックで開く)

AIが「考える → Web検索などの道具を使う → 結果を見る」をくり返して、自律的に調べ物を進める機能です(エージェント)。1回の検索で終わらず、足りない情報を自分で追加調査し、根拠URL付きのレポートにまとめます。ChatGPTの「Deep research」などが代表例です。使えない場合は、通常のWeb検索モードでも同じ手順で取り組めます(結果はやや浅くなります)。

🎯 ねらい

  • AIにWebを リサーチさせ、根拠つきの報告書案 を作る(Web検索モード/ディープリサーチ)。
  • 依頼文に 範囲・観点・出力形式・条件 を入れ、プロンプトが結果を左右する ことを実感する。
  • 出力の 根拠URLを開いて事実確認 し、ハルシネーション(もっともらしい誤り)対策の必要を理解する。
  • AIの結果は あくまで“たたき台”。検証したうえで、自分の考察・展開を加えて 仕上げる。
  • 個人情報・機密は入れず、自分の業務にどう使えるかをイメージする。

🏋 課題の進め方

❶ 報告書のテーマを1つ選ぼう(3つから)

自分の業務に近い、興味のあるものを1つ選びます。どれも 広く・情報源が多く・最新で・根拠URLが要る、リサーチ向きのテーマです。

💡 使うスキル

このステップで思い出したいスキル(クリックで復習ページへ):

  • 目的・ゴールを明確に:「この報告書で何を示したいか」を先に決める。→ 復習
  • A|進路指導:「〔分野〕の進路・資格 最新動向レポート」 ある分野(例:情報・データサイエンス/看護・医療/公務員 など)の 進学ルート・必要資格・就職状況・最新トレンド を整理し、生徒への進路助言資料にする。 (範囲:直近3年/観点:進学ルート・必要資格・就職先と将来性)
  • B|入試広報:「他大学のオープンキャンパス・広報施策 事例レポート」 規模の近い大学3〜5校の 広報の工夫 を比較し、自校の改善案を提案する。 (範囲:規模の近い大学3〜5校/観点:学部紹介の見せ方・体験企画・SNS活用)
  • C|探究学習支援:「高校の探究学習 実践事例・テーマ例レポート」 先進校の 探究の事例・テーマ・進め方・評価の工夫 をまとめ、指導の参考にする。 (範囲:高校の総合的な探究の時間/観点:テーマ設定・進め方・評価・成果物)

❷ リサーチ機能を開こう(使えないときの代替も確認)

ふつうの Web検索モード(「Web検索して最新情報を調べて」)で取り組めます。より深く調べたいときは、ChatGPT の 「Deep research」 など(Gemini・Copilot にも同様の深い調査機能がある場合があります)を選びます。ディープリサーチは送信後に 数分待ちます(AIが自分で何度も検索・読解します)。

🔒 安全メモ

調べる内容に、氏名・成績などの個人情報や、校内・学内の機密 を入れないこと。一般に公開されている事柄だけを調べます。

❸ 良い依頼文を作って、実行しよう

「調べて」だけでなく、範囲・観点・出力形式・条件 を入れ、報告書の体裁 で出させると、そのまま使える案になります。選んだテーマの範囲・観点を、下の型に当てはめて送ります。

💡 使うスキル

このステップで思い出したいスキル(クリックで復習ページへ):

  • 前提・状況を伝える:期間・地域・対象などで範囲を絞る。→ 復習
  • 出力の形式を指定する:見出し・比較表・根拠URLなど、報告書の形を指定する。→ 復習
  • テンプレートを活用:範囲・観点・形式・条件を型にまとめる。→ 復習

依頼文の型(コピーして使えます)

次のテーマについて、Webで調べて報告書案にまとめて。
・テーマ:〔選んだ報告書名〕
・範囲:〔期間・対象などの絞り込み〕
・観点:〔比較・整理したい軸を3つ〕
・出力形式:報告書の体裁で。見出し(背景/調査結果/比較表/まとめ)をつけ、各項目に根拠URLを添える
・条件:日本語、公式・一次情報を優先、確認できない点は「未確認」と明記

👤 あなたの入力(例)

次のテーマについて、Webで調べて報告書案にまとめて。・テーマ:…

❹ 根拠URLを開いて、事実を検証しよう

AIの報告書案は、もっともらしくても 誤りや古い情報が混じる ことがあります。根拠URLを1つ開いて、本当にそう書かれているか確かめましょう。

💡 使うスキル

このステップで思い出したいスキル(クリックで復習ページへ):

  • 事実を裏取りする:数値・固有名詞・日付を、出典(一次情報)で確認する。→ 復習
  • AIをうのみにしない:怪しい点は「この根拠URLに本当に書いてある?」と問い直す。→ 復習

確認のヒント

この報告書案で、特に事実確認が必要な項目(数値・固有名詞・日付)を3つ挙げて。それぞれの根拠URLも示して。

❺ たたき台として、自分の考察・展開を加えて仕上げよう

AIの報告書案は、あくまで 検討の“たたき台” です。検証で分かったことを反映し、そのうえで 自分の考察・展開(気づき・意見・次に調べること・自校や自分の状況への当てはめ)を加えて、配布・共有できる自分の報告書に仕上げます。

💡 使うスキル

このステップで思い出したいスキル(クリックで復習ページへ):

  • AIと壁打ちする:AIの案をたたき台に、自分の判断・体験・具体を入れて成果物にする。→ 復習

次を確かめましょう(送信は不要):

  • たたき台を超えたか:AIの丸写しでなく、自分の考察・展開 が入っていますか?
  • 報告書として使えるか:見出し・比較表・根拠URLがそろい、そのまま資料にできそうですか?
  • プロンプトの効き:範囲・観点・出力形式・条件を入れると、結果はどう変わりましたか?
  • 検証の気づき:根拠URLを開いて、合っていた点・違っていた点はありましたか?

📦 提出物

  • AIでリサーチした結果を たたき台に、自分の考察・展開を加えた報告書案(根拠URL付き・選んだテーマのもの)。
  • 検証メモ:開いた根拠URLと、確認して分かったこと(合っていた/違っていた/未確認)。