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課題6:プロンプトをAIに作らせる(メタプロンプト)

段階: 発展所要時間: 約12分

🎯 スキル概要

良いプロンプトが思いつかないときは、プロンプトを書く作業そのものをAIに手伝わせる ことができます(メタプロンプト)。自分の下書きを 清書・強化させる、複数案を 作らせて選ぶ、うまくいかなかったプロンプトを 診断・改善させる ——いずれも「AIをプロンプトの相談相手にする」やり方です。これまで習った役割・制約・例示などを、AI自身に盛り込ませる のがコツです。

メタプロンプトの流れの図。あなたの一言の下書き「文化祭の出し物を出して」を、AIに作り直させると、役割・制約・出力形式が入った良いプロンプトになり、それを実行するとそのまま使える具体的な回答が出ることを示す

🧪 例題

やり方はいくつもあります。目的に合わせて使い分けます。

✅ 例1:自分の下書きを清書・強化させる

👤 プロンプト

次のプロンプトを、役割・制約・出力形式を補って、コピペで使える形に書き直して。

プロンプト:文化祭の出し物のアイデアを出して

🤖 想定レスポンス

「あなたは学園祭の企画に詳しいアドバイザーです。高校の文化祭で、予算1万円・準備2週間で実現できる出し物を5つ、【名称/準備するもの/盛り上がるポイント】の形式で挙げてください」——このように具体化しました。(自分の一言が、そのまま使えるプロンプトになる)

✅ 例2:複数の案を作らせて選ぶ

👤 プロンプト

「新入生向けの部活紹介文を書く」ための良いプロンプトを、アプローチの違う3案作って。それぞれ何を重視した案かも1行で添えて

🤖 想定レスポンス

A案(読み手の不安に寄り添う):… / B案(活動の魅力を数字で見せる):… / C案(先輩の一言を引用させる):…(3つの方向性から、目的に合うものを選べる)

✅ 例3:良いプロンプトの条件を先に立てさせる

👤 プロンプト

「読書感想文の書き方を教わる」ための良いプロンプトを作りたい。まず、良いプロンプトが満たすべき条件を3つ挙げて。そのうえで、その条件を満たすプロンプトを作って

🤖 想定レスポンス

条件:①相手(学年)を指定する ②手順を段階に分ける ③例を1つ求める。これを満たすプロンプト:「あなたは国語の先生です。中学生に、読書感想文の書き方を3ステップで……」(基準つきなので納得して使える)

✅ 例4:うまくいかなかったプロンプトを診断・改善させる

👤 プロンプト

このプロンプトを送ったら、期待した表が出ませんでした。どこが曖昧で、どう直せば良いか指摘して、改善版を出して。

プロンプト:「アンケート結果をまとめて」

🤖 想定レスポンス

曖昧な点:①出力形式(表の列)が未指定 ②注目する観点が不明。改善版:「次のアンケート結果を【設問/多い回答/割合】の3列の表にまとめて。……」(つまずいたプロンプトを直せる)

📚 参考:メタプロンプトの考え方(クリックで開く)

プロンプトづくりをAIに任せる手法には、研究上いくつかの呼び名があります。

  • 自己改善(Self-Improving) … AIに自分の出力やプロンプトを見直させ、基準に沿って直させる。上の 例1・例4 がこれにあたります。
  • 比較分析(Comparative Analysis) … 複数の案や、良い例・悪い例を作って見比べ、その違いから良いプロンプトを導く。上の 例2 の発想です。
  • APE(Automatic Prompt Engineer) … プロンプトを「探索して最適化する対象」とみなし、AIに多数の候補を作らせ、スコアで自動的に選ぶ研究手法。実務では「複数案を作らせて選ぶ」の延長にあります。

出典・参考:

🏋 課題

❶ 用意した下書きを渡して、清書・強化させよう

かんたんな下書きを渡して、使えるプロンプトに書き直してもらいます。

👤 このプロンプトを Gemini に送信します

次は私が書いたプロンプトの下書きです。役割・制約・出力形式を補って、コピペで使える形に書き直して。

下書き:「自己紹介文を書いて」

🚀 Gemini に送る

type: send-to-gemini

❷ 自分の下書きプロンプトを渡して、直させよう

自分が「AIに頼みたいこと」を 一言の下書き にして、同じように書き直してもらいましょう。

頼み方のヒント

  • 「役割・制約・出力形式を補って、コピペで使える形に書き直して」
  • 「足りない情報があれば、先に質問して」(課題3のやり方と組み合わせる)
  • 「アプローチの違う案を2〜3個出して」(選べるようにする)

👤 あなたの下書き+依頼

key: entry09-meta prefill: 次は私が書いたプロンプトの下書きです。役割・制約・出力形式を補って、コピペで使える形に書き直して。\n\n下書き:「」

🚀 Gemini に送る

type: send-to-gemini

❸ 直す前と後を比べ、できたプロンプトを使ってみよう

書き直されたプロンプトを 新しいチャットに貼って実行 し、結果まで確かめましょう。

次の観点で確認します:

  • 自分の下書きと、AIが書き直したプロンプトは、どこが変わりましたか?
  • 書き直したプロンプトで実行すると、結果は良くなりましたか?

🎯 AI ヘルパーとふりかえる

ここまでの取り組みを、生成AIに振り返ってもらいましょう。