課題8:プロンプトを組み立てる(テンプレート化)¶
段階: 発展 | 所要時間: 約10分 | 対象: Gemini・ChatGPT
このスキルを既に理解している場合は [理解済みでスキップ](確認が1問あります)。
🎯 このスキルでできること¶
これまで学んだ要素(役割・制約・形式など)を1つの構造にまとめ、再現性のある高品質なプロンプトを作れるようになります。
- バラバラの工夫を「型」に統合できると分かる
- 自分用のプロンプトの型を作って、何度でも使い回せる
💡 なぜ大切?(しくみ)¶
flowchart TD
A["課題1 具体的な指示"] --> T["プロンプトの型<br/>(テンプレート)"]
B["課題2 文脈・前提"] --> T
C["課題4 出力形式"] --> T
D["課題5 役割"] --> T
E["課題6 制約条件"] --> T
T --> R["再現性のある<br/>高品質なプロンプト"]
ここまで学んだ「具体的な指示・文脈・形式・役割・制約」は、別々に使うこともできますが、1つの構造にまとめると強力になります。役割・制約条件・入力文・出力形式を決まった順に書く「型(テンプレート)」を作っておけば、毎回ゼロから考えずに、安定して質の高いプロンプトを書けます。有名な例が「深津式プロンプト」です。
🔍 例で見る¶
| プロンプト | 出力のイメージ | |
|---|---|---|
| ❌ 悪い例 | 読書感想文のコツを教えて | バラバラの一般論。聞くたびに内容や質が変わる |
| ✅ 良い例 | 下の「型」に沿って書く(役割・制約・入力・出力を構造化) | 安定して質が高く、目的に合った出力 |
✅ 良い例で使う「型」の中身:
# 命令書:
あなたは中学生に作文を教える先生です。以下の条件で最高のアドバイスを出力してください。
# 制約条件:
・対象は、読書感想文が初めての中学1年生
・専門用語は使わない
・手順がわかる箇条書きで
# 入力文:
読んだ本「(本のタイトル)」
# 出力文:
役割・制約・入力・出力を決まった枠に当てはめています。枠さえあれば、中身を入れ替えて何度でも使えます。
📌 ポイント図:型は4つの部品でできている(中身を入れ替えて再利用)
flowchart TD
T["プロンプトの型<br/>(深津式)"] --> A["命令書:役割+依頼"]
T --> B["制約条件:対象・長さ・形式"]
T --> C["入力文:素材・前提情報"]
T --> D["出力文:ここに結果が出る"]
✏️ やってみよう¶
自分のAI(Gemini か ChatGPT)を開いて、次の手順で試します。
- 下の「型」をコピーする
- 〔 〕の部分を、自分のやりたいことに書き換える
- 自分のAIに入れて、出力を見る
- 一度作った型は保存し、別のテーマで中身だけ変えて再利用してみる
🔧 ツール別メモ … よく使う型は、Geminiの「Gem」やChatGPTの「カスタム指示・GPT」に登録すると、毎回貼らずに済みます(発展)。
プロンプト例(この「型」をコピーして使えます)
# 命令書:
あなたは〔役割〕です。以下の条件で最高の〔成果物〕を出力してください。
# 制約条件:
・〔対象読者〕
・〔長さ・トーンなどの条件〕
・〔出力の形式〕
# 入力文:
〔素材や前提となる情報〕
# 出力文:
✅ できたかチェック¶
- [ ] 役割・制約・入力・出力を含む「型」を1つ作った
- [ ] 同じ型で、中身を変えて2つ以上のプロンプトを作れた
💬 困ったら相談¶
うまくいかない時は、相談チャットに「作った型」と「AIの出力」を貼り付けて相談しましょう。
- 相談例:「自分の用途に合った型を作りたいです。どんな項目を入れるとよいですか?」
- 相談例:「型を使っても出力がいまいちです。どの項目を直せばよいですか?」
🔑 まとめ/次へ¶
ひとこと: 学んだ工夫を「型」にまとめれば、いつでも高品質なプロンプトが書ける。
エントリーコースはこれで修了です。次は応用コース(各タスクの実習、例示〈Few-shot〉、マルチモーダル、ハルシネーション対策など)へ進みます。